設定の手間を減らし、チャットごとにモデルを使い分ける
なぜグループでモデルを決めるのか
翻訳や要約用のチャットを新しく作るたびに、同じモデルと指示を繰り返し設定するのは手間です。グループで一度決めておけば、必要なチャットだけ別のモデルや指示に変えられます。全体の共通値を変えると、その値を引き継いでいるチャットに反映されます。設定値を各チャットへコピーするのではなく、共通の値をそのまま使うためです。
このメッセージには、どのモデルが答える?
このチャットでモデルを指定していれば、そのモデルを使います。指定がなければ所属グループ、さらに全体の順に探します。グループに属していなければ全体へ進み、最初にモデルが見つかったところで決まります。このように上位の設定を使うことを「継承」と呼びます。接続先も、モデルとは別にチャット→グループ→全体の順で決まります。
四つの場面では、同じ質問をそれぞれ独立に送ります。例の三つのモデルは、いずれも同じOllamaサーバーから利用できます。
矢印は、使うモデルの設定を探す順序です。指定のあるところで決まり、さらに上の設定を探す必要はなくなります。接続先も同じ優先順で、モデルとは別に決まります。
実際に設定する
まず Naidan を開きます。初回設定が表示されたら右上の × で閉じ、手順1に進みます。
図のURLとモデル名は操作を示す例です。実際には、自分のサーバーで利用できるモデルを選んでください。
1. グローバルの基準値を設定する
サイドバー下部の設定から接続を開きます。API プロバイダーとエンドポイント URL、デフォルトモデルを指定して保存します。図ではOllamaを使用します。ここでの値は、個別に設定していないチャットで使う基準になります。
2. グループのモデルと、必要なら接続先を設定する
チャットが入ったグループをまだ用意していなければ、用途ごとにチャットと設定をまとめるを参考にグループを作り、その中にチャットを一つ追加してから進んでください。
サイドバーでチャットグループ名を選び、設定ページを開きます。同じサーバーでモデルだけ変えるなら、エンドポイント種別は継承したままモデル ID の上書きでモデルを選びます。図ではグループ側でもOllamaを選んで接続先を上書きしています。この操作でグローバルの現在のURLとHTTPヘッダーがコピーされるため、URLを変更しなければ同じサーバーにつながります。コピー後はグローバル側の変更はグループに反映されません。
3. チャットが継承した値を確認する
グループ内のチャットを開き、ヘッダーにあるモデル名と歯車を選びます。チャット設定では、エンドポイント種別の選択肢と空のURL欄、モデルの上書きに、継承した値と出所が表示されます。チャット側の欄が空でも、その値が使用されます。
4. このチャットだけモデルを変える
モデルの上書きから、その接続先で利用できる別のモデルを選びます。このチャットのモデルだけが上書きされ、接続先はグループから継承したままです。チャット設定の変更は、この画面から保存されます。
5. 接続先を変え、継承へ戻す
チャットでエンドポイント種別やURLを変更すると、接続先全体が上書きされます。モデル一覧の対象が変わる場合、チャット独自のモデル選択は解除されるので、新しい接続先のモデルを選びます。グループの設定に戻すには、エンドポイント種別で親の値を選びます。この切り替えでモデル選択も解除される場合があります。モデルの上書きが残っていれば、モデルの上書きの先頭の継承項目を選びます。URLの文字だけを消しても、接続先の上書きは解除されません。
接続先やモデルだけを継承へ戻すなら、上記の継承項目を選びます。チャットやグループの既定値に戻すは、その設定画面にあるほかの上書き項目も戻します。自動タイトル生成には別の設定があり、通常の会話用の接続先やモデルだけを変えても、継承したタイトル生成先がそのまま切り替わるわけではありません。